るろうに剣心のクライマックスに感動!

私は漫画「るろうに剣心」で一番感動したシーンがあります。それは、漫画の最後で、雪代縁という相手と最後の闘いを繰り広げるシーンです。

 

 

その昔、明治という新時代を築き上げるために人斬りとして暗躍した剣心が斬り捨てた武士の中に、許嫁がいた者がいました。

 

偶然か運命か、巴という名のその許嫁と出会った剣心はある事件により、巴の命をも目の前で失ってしまいます。

 

それは巴の意思によるものだったのですが、それを目の当たりにした一人の少年がいて、それが雪代縁でした。

 

彼は巴の弟で、たった一人の肉親を失った縁は、剣心に復讐を果たすことだけを考えて生きてきました。

 

縁は卓越した剣術と異常なほどの復讐心で剣心を追い詰めます。剣心は縁が自分を恨む気持ちを分かりながらもそれを償う方法をずっと考えていました。

 

そして「剣を遂して人生を完遂する」という答えにたどり着いた剣心は、心の迷いをなくし、縁に打ち勝ちます。

 

 

巴の気持ちを知り、闘いに負けた縁は姿を消しますが、剣心がずっと引きずっていた過去の闇が、やっと晴れた瞬間、心のそこからよかったと思いました。

 

そして、かつて恐れられた人斬りから、剣心としての新しい人生を踏み出す感動のシーンだと思いました。